お菊の皿・・・番長皿屋敷

関東地方も梅雨が明けて日本中夏本番です。

しかし夏は短いです。

皆さん短い夏を思いっきり楽しんで下さい。

先日NHKで実写で読む落語をやってました。

昔は今のようにエアコンなんて無い時代。

暑い時は打ち水をしたり軒先に風鈴を付けたりして涼を楽しんでいました。

何より暑い夏の夜、一番涼しくなるのが怪談話です。

これは古典落語で有名な番長皿屋敷「お菊の皿」

僕は5代目円生のが好きでした。

番町皿屋敷の怪談で知られる女中お菊の幽霊を見たいと考えた物好きな数名が怪談の舞台である番町の廃屋敷まで出掛けてゆく。

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お菊さん、幽霊となって夜な夜な井戸から出てきて皿を数えます!

いちま〜い!にま〜い!・・・・・九枚・・一枚足りな〜い〜!!!!

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これが有名な番長皿屋敷・お菊の怪談です。

しかしいつの世の中にも恐いもの見たさがありますね。

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そんな恐いもの見たさの三人組。お菊が死んだ井戸に来ました。

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お菊が皿を9枚まで数えるのを聞いたら呪い殺される!!

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6枚あたりまで聞いて一目さん逃げました。

「しかしお菊って良い女だね〜!!!」

これが町中でうわさになりました。

日に日に見物客が増えていきました。

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そしてついにはお菊さん観劇ツアーなんて興行になってしまいました。

その日もお菊さんがでて大勢の喝采!

6枚まで皿を数えたところまでは良いのですが

「逃げろ!!」と言っても先がつかえてます!

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おいおいもう8枚・・・9枚!!ああ!おいら呪い殺されてしまう!!

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が!お菊さん・・・10枚・・11枚・・・18枚!

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あれ!なんでおいら死んでないの?

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お菊さん

「毎日忙しくて、明日の分も数えました!」

なんで?

「明日は・・・お休みです!」

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・・・・お後がよろしいようで








2016年07月28日Comments(0)TrackBack(0)落語 | 日本

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