二番煎じ・・・・八代目三笑亭 可楽

大相撲の10年ぶりの日本人力士で沸いた昨日。

いきつけのサウナは取り組みの時には立ってサウナでTVを見る人であふれていました。

大相撲も終わればもう新年明けた1月も終わり。

週が明けた僕は相変わらずの暇でさえない毎日を送っているのです。

でも仕事が無いと言ってそのまま部屋に引きこもると本当にうつ病になってしまう。
なんで寒いのに映画を観たり本を読んだり。

そしてここ数日、日本を襲った大寒波の中も自転車で佐鳴湖を走っています。

いやはや暇でも人生は楽しいことばかり。

週明けの今日のランチは遠く離れた浜北区のラーメンの名店「日歩未」まで行ってきました。



僕が大好きな基本の中華蕎麦で美味しゅうございました。

いつもはランチタイムに自転車で走る佐鳴湖は少し遅い時間に走りました。

大寒波の毎日走ってますが、さすがに人影は少ないです。

そして寒い冬だけに見れる佐鳴湖と富士山。

今日も綺麗に見れました。



そして冬に佐鳴湖で多く見られるのが野鳥です。

その野鳥の中でも一番人気のカワセミと今年2回目の遭遇。





青い宝石の野鳥ですね。おいらのバカチョンカメラではこれが限界でした。

さて暖冬と言われてきた冬がここに来て本当に寒い。

僕は寝る時、基本的に羽毛掛け布団一枚だけ。
毛布をかけると重い。

なんでこの寒さも薄っぺらい羽毛布団一枚だけ。

ここ数日飲んでるそば焼酎「雲海」をお湯割りで飲んで、体も心も温かくして布団に入ります。

しかし心臓から遠い手と足は冷たい。

特に足先は冷たい。これが温まってくるまで落語を聴くのが楽しみです。

冬の落語と言えば、やはり思い出すのが

三笑亭 可楽「二番煎じ」

江戸時代は今のように消防設備が無く、いろは48組で町内の火事を監視してました。

それでも冬になると火を使う江戸は火事になりました。

そんな中できたのが自主防災の町内の「火の回り」でした。

大店の主人たちが集まって、冬場火の用心を町内で回ると言うやつです。

しかし今と違って暖房が無い時代。

冬の火の回りは寒かったそうです。

となるとどうするか?

火の番小屋では温まるもんがでてきます。

宗助さん「月番さん、寒いのでこんなもん持ってきました」
と酒を出すのです。

月番「宗助さん、ここは火の番小屋ですよ!!酒なんか持って来てお役人に見つかったらどうするつもりですか!!」

宗助さん「あいすいません」

月番「その酒を土瓶に入れて火にかけてください!」

宗助さん「と、どうなりますか?」

月番「あんたもにぶいね!徳利で酒を飲んでたらまずいでしょ!土瓶から出た酒は煎じ薬になるでしょ!」

と言うわけで火の番小屋で宴会が始まります。

「ししの肉も持ってきました」

そのうちご機嫌になって都々逸なんて始まってしまいますが・・・

表の扉を叩いて

「バン!!」

月番「今表でバンと言う声がしましたよ!!!」

宗助さん「あれは横丁の犬ですよ!ししの肉の匂いをかいでやってきました!」

バン!!バン!!

宗助さん「しっ!しっ!!」

お役人「番のものはおらんか!」

あ!お役人だ!

火の番小屋は大騒ぎ。

隠した鍋の上に座って火傷をしたり・・

役人「先ほど何か土瓶を隠したな・・」

月番「あれは煎じ薬で・・」

役人「かまわぬ、拙者も少々風邪気味だ。出しなさい!」

月番「はい、これが煎じ薬です」

役人「何!!!これが煎じ薬かぁ!!!・・・誠にいい煎じ薬じゃのぉ」

酒をぐいぐい飲む役人に見かねた宗助さん

「月番、もう断ってくださいよ!あたしたちが飲む酒が無くなってしまうじゃないですか!」

月番「申し訳ありませんが、もう一滴も煎じ薬はありません」

役人「う〜む、無いと言うなら仕方が無い・・これから拙者もう一回りしてくる」

一同「あ〜良かった」

役人「その間に・・・二番を煎じておけ!!!」

一同・・がちょ〜ん!!


可楽のがいいのですが・・無いので志ん朝でお願いします。




楽しみは自分で見つけていくもんですね〜


2016年01月25日Comments(0)TrackBack(0)落語 | Smile&Cry

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