雨あがる・・・山本周五郎、そしてSMILE!

屋外イベント殺すにゃ刃物は要らぬ
雨も一日降ればいい・・・


10月10・11日は、僕の住んでいる浜松ではもっともイベントが多い日では。

理由はまず町内の祭り。

10月の10日は毎年、五穀豊穣を祝う町内の祭り。

浜松市西区はほぼ秋祭り。

我が家の前の雄踏街道は10・11日とほぼ通行できません。

そして街中では数多くのイベントが開催。

市民は祭りかイベントで本当に賑わう絶好の秋の一日。

10日は晴れましたが夜から雨模様。

翌11日は朝から雨でした。

多くのイベントは雨天決行!祭りもそうです。

自分が担当したイベントも朝から雨。

そして僕は当日現場入り、前日仕込みは他人でまるで要領を得ない。



仕切りは大手地方代理店のため意思の疎通に気を使う。

なんとか雨天対応をして、イベントの一番重要な開会式・式典に。

しかし雨のためステージは使えない。
急遽、70m離れた商業施設の軒下がステージ。

ここでみんなが勘違いするワイヤレスマイクの魔法。

ワイヤレスマイクはどんなに離れていても音が出ると信じている。

しかし一般のワイヤレスマイクは、見通しの良いところで50m。

しかもステージにビニールかぶせたスピーカーからも70m離れている。

どう考えても式典には無理がある。

片方のスピーカーをはずしてケーブルを延ばし、商業施設軒下に近づける。

でも厳しい。MCの声も途切れる。これにクライアントや代理店からクレームがでる。

自分が受注して仕込んだ現場なら対応も考えるが、今回の自分はゲスト。

ワイヤレスのアンテナケーブルの延長コードも無い。

しかも無常の雨。こんな場合、すべては卓の前に座っている自分にクレームが来る。

結局、午前中のイベントは離れた軒下で遂行。



キッズダンスでは、「出演者から音が聞こえない!」
出店関係者からは「音がうるさい」

すべてのクレームが自分に集中。

昔のおいらなら逆切れ!(笑)ですが、さすが歳をとってきた。

すべてスマイルで対応。

「音あげて!」・・はい分かりました・・スマイル。

「うるさい!」・・・はい分かりました・・スマイル。

操作は変えていないのですが、笑顔で対応。

うるさいと言われれば「後、1曲で終わります・・」※実際は後4曲ありました(笑)

雨のため、イベントはこんなに混乱します。

しかし出演者の思いはひとつ!

「雨天決行」です。

そのためにできる限りのサポートするのが僕たちの役目。

そして忘れていけないのがSMILE!スマイル!

自分がナーバスになればイベントも嫌になります。

そんな綱渡りの午前中を過ごして、午後は雨があがりました。



雨天対応から仕切り直し。





これだからイベントは楽しい。

ここで思い出したのが、名画「雨あがる」黒澤明監督のオマージュ作品でした。

原作は山本周五郎の「雨あがる」

武芸の達人だが不器用。

江戸、享保時代の話です。
長い大雨が続いて、宿場町ではたくさんの人が川を渡ることができず、足止めされていました。
その中に、武芸の達人であるにもかかわらず、おひとよしのため藩に仕えても長続きしない浪人・三沢伊兵衛と、その妻・たよがいました。


雨が降って川を渡れない伊兵衛は気分転換に山の中に出かけ、そこで若侍同士が果たし合いをしている場面に遭遇しました。伊兵衛は仲裁します。

その腕を見込まれ追ってきた城の藩主・永井和泉守重明に剣術指南番の役職を進められますが・・


晴れの日もあれば雨も降る。

長い雨の日もある。

しかし雨にあふれた川もいずれ雨があがり渡ることができます。

秋の祝日の一日。

雨が降り、そして雨上がる。

最後は自分だけではなく、出演者・主催者・観客がスマイルになると言う素敵な一日を送ることができました。

そして何とか地元の秋祭りにも間に合いました。




雨あがる (時代小説文庫)
雨あがる (時代小説文庫)


最後に、おいらが棺桶に持っていく1曲です。




これは自分のブログ最後の晩音(晩餐)「smile」でアップしました。

2015年10月12日Comments(0)TrackBack(0)BOOK | MUSIC

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

Copyright 2004-2007 Free Flight Inc., All rights reserved.