角松敏生「THE MOMENT」

3月19日に発売された角松敏生「THE MOMENT」。
多分、個人的に僕の角松敏生の中でBESTに入る作品になることは間違いない。

それは僕と同年代にあることもあるが、今の音楽シーンでは作れないALBUMとなっている。

まずそれはトータルアルバムである。
ただでさえCDが売れない状況で、1枚のアルバムがひとつの音楽になってる。

これは1970年代のROCKでは当たり前のことでした。

つまり曲をシャッフルして聞けない。

一枚のCDが一冊の本の様に作られている。

ボーナス・トラック入れても一枚のCDで5曲。

1曲が22分にも及ぶ。

そして角松本人がプログレッシブ・ポップと言っている。

まさに1970年代プログレッシブ・ロックが全盛だった。

その代表的なバンドがピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク・アンド・パーマー、ジェネシスになるわけです。

プログレッシブという言葉は前衛的と言う意味です。

ROCKでありながらそのROCKにとらわれずJAZZやクラッシクまであらゆる音楽、いや精神(宗教的)までを編みこんだ音楽でした。

プログレッシブ・ロック(プレグレ)の代表的なアルバムはやはりピンクフロイドの「狂気」



そしてイエス「危機」



キングクリムゾンの宮殿



これらを聞くと多分興奮して眠れなくなります。

今回の角松のライナーノートを読むと、僕たちが昔経験したように音楽を聴く側の姿勢の変化をあげています。

あの頃の時代はスピーカーの前に正座してLPレコードを聴いていた。
団地で狭くて音が出せない時はヘッドフォンで聞いていた。

アーティストに対してリスナーも真摯に音楽に向き合っていた。

しかし今はどうだろう。

音楽は細切れでまるでバイキングで食事しているように聞いている。

1曲が売れればOKと言う音楽業界。
ましてやアルバムとしての価値はますます薄れている。

それが良いか悪いか答えは見つからない。

しかし間違いなく角松敏生はじめ、多くのその世代のミュージシャンは今の音楽世代への一石を投じている。

こんな時代に場違いと言えるような素敵な音楽を作り続けている角松敏生には同年代としての勇気をもらえる。



角松敏生「THE MOMENT」はライナーノートで書いているように、角松敏生がYESに対する強烈なオマージュになっている。

後半は無宗教だと言う角松がゴスペルを歌い上げている。

僕はこのアルバムを聞いて、今一度プログレの名盤を聞き返している。

決して懐古趣味ではない。
あの頃の音楽はまさに今と違い圧倒的な存在感がある。

もちろん今の音楽シーンを支えているのは僕たちのような叔父さんではない。

でもピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク・アンド・パーマー、ジェネシスがクラッシックにになってく。
もうあんなバンドは出てこないだろう・・・

今尚、あの頃の時代の親父ミュージシャンが現役で活躍している。

矢沢永吉・小田和正・吉田拓郎・財津和夫・山下達郎・浜田省吾・・他エトセトラ・・

尊敬するミュージシャンは過去を西の海に流して今も輝きを放っている。

僕もそんな大人になりたい。

THE MOMENTTHE MOMENT
アーティスト:角松敏生
Ariola Japan(2014-03-18)
販売元:Amazon.co.jp


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