「初天神/柳家小三治」

正月に聞く落語はたくさんあります。

でもどうしても正月になるとこの落語を思い出します。

やはり小三治の噺が一番ですな。

新しく羽織をこしらえたので、
それをひけらかしたくてたまらない熊五郎。

今日は初天神なので、
早速お参りに行くと言いだす。


親子のほほえましい一席です。

かみさんが、それならせがれの金坊を連れていってくれと言うが・・

もとより親父は初天神のお参りを口実に外の居酒屋で一杯やるのが魂胆です。

熊さん「仕事に行くんだ」とごまかすと
「うそだい、おとっつぁん、今日は仕事あぶれてんの知ってんだ」


しょうがないんであきらめて息子の金ぼうをつれて初天神へ。

そのうち案の定「リンゴ買って、みかん買って」
と、始まった。

両方とも毒だと突っぱねると「じゃ、飴買って」

飴はここにはない
と言うと「おとっつぁんの後ろ」

飴屋がニタニタしている。
「こんちくしょう。今日は休め」
「冗談いっちゃいけません。今日はかき入れです。
どうぞ坊ちゃん、買ってもらいなさい」


金ぼう、今度は凧(たこ)をねだる。

往来でだだをこねるから閉口して、
一番小さいのを選ぼうとすると、
また金坊と凧屋が結託。


凧を上げたのは良かったのだが・・・

そのうち、おやじの方が凧に夢中になり
「あがった、あがったい。やっぱり値段が高えのはちがうな」
「あたいの」
「うるせえな、こんちきしょうは。あっちへ行ってろ」

金坊、泣き声になって
「こんなことなら、おとっつぁん連れて来るんじゃなかった」


やっぱ正月は落語「初天神」でげすな・・



2014年01月02日Comments(0)TrackBack(0)落語 | Smile&Cry

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