「芝浜(しばはま)」立川談志
今年も残すところあと三日です。
世の中は年末年始の大型連休になってます。
ニュースでは帰省ラッシュや新幹線の乗車率が200%とかの話題。
今年は曜日の関係でいつもの正月休みが長いので、海外旅行にも大勢の人が出かけるみたいです。
さて午前中はお墓の掃除と決めていました。
浜松市北区にある三方ヶ原霊園に行きました。
大晦日に近いと言うことで霊園も混雑していました。
たまにしか来ないけれど、墓をたわしで洗って花を供えて合掌。
花屋は混雑していました。
不景気でしたけれど、一年健康に過ごせたことを感謝。
来年も「普通に一年、地道に一年」で過ごせるように。
そういえば親父は落語が好きでした。
大晦日近くなると古典落語の名作「芝浜(しばはま)」を思い出します。
世の中は年末年始の大型連休になってます。
ニュースでは帰省ラッシュや新幹線の乗車率が200%とかの話題。
今年は曜日の関係でいつもの正月休みが長いので、海外旅行にも大勢の人が出かけるみたいです。
さて午前中はお墓の掃除と決めていました。
浜松市北区にある三方ヶ原霊園に行きました。
大晦日に近いと言うことで霊園も混雑していました。
たまにしか来ないけれど、墓をたわしで洗って花を供えて合掌。
花屋は混雑していました。
不景気でしたけれど、一年健康に過ごせたことを感謝。
来年も「普通に一年、地道に一年」で過ごせるように。
そういえば親父は落語が好きでした。
大晦日近くなると古典落語の名作「芝浜(しばはま)」を思い出します。
男として生まれたからには、さんどらぼんのうから逃れる事はできません。
三道楽煩悩と書いて「さんどらぼんのう」と読みます。
そう男子の道楽「飲む、打つ、買う」 ですね。
飲むは酒、打つは博打、買うはご婦人。
多分どれかの道楽に必ず溺れています。
しかもどれも突き詰めれば身を滅ぼすと言われ、仏様の言葉から来ているそうです。
そんな僕も「さんどらぼんのう」に悩まされています。
365日、サウナと酒は止めれません。
ある男が禁酒のために誓いを立てたそうです。
「この一年酒は飲みません」
そんな誓いを立てた男に飲み会の誘いがあります。
「何!禁酒だ!!そりゃしょうがね〜な・・。一滴も飲めないの?駄目?
仏様に誓ったのならしょうがないな。
じゃあ、こうしよう。仏様に一年禁酒を二年にして、今日だけ飲ましてもらいなよ」
「そうだな、それなら禁酒を三年に延ばして、今年一年は毎日飲もう」・・・お後がよろしいようで・・。
古典落語の名作「芝浜」作・三遊亭圓朝。
これは人情噺の古典的名作で大ネタです。
トリ(寄席の最後の演者)がかける事が多く、数多くの落語家が今もって演じています。
7代目立川談志の十八番としても有名です。
熊さん、早く起きておくれよ!!
今日こそ仕事に行っておくれよ!!
「う〜ん、河岸には行かないよ!!」
酒好きな熊さん、仕事より酒が好き。おかみさんが一生懸命働いて作った商売の大切な元の金も酒で使ってしまう。
もうすぐ大晦日。
むりやり起こされ、当時の魚河岸・芝に行くが時を間違え、河岸が開いていない。
時間つぶしに芝の浜で夜明けを待っていたら、何と海の中で財布を拾う。
ずっしり重く、中には42両の大金が!
熊さん、慌て家に帰りおかみさんに「財布を拾った」と言い、長屋の連中を呼び飲めや食えの大騒ぎ。
べろべろになって寝てしまった翌日・・
「熊さん・・起きておくれ、昨日の払いはどうするのさ・・?」
「ん〜そんなもの、昨日拾った財布からぱっと払えば良いじゃないか」
「何を寝ぼけた事を言っているんだよ・・そんな財布、どこにあるのさ」
かみさんから言われ
「それじゃ、芝の浜で拾った財布の事は夢で、飲んだ事だけ現実ってことか?」
初めて我に返り、借金を返す為に酒を断ち死ぬ気で働く。
もともと腕がいい魚職人。
借金を返しお得意さんも増え、三年が経った大晦日。
おかみさん「おまいさん、これに見覚えがないかい?」
熊さん「なんだ?あ!それは俺が夢で拾った財布じゃねえか!!」
「おまいさん、聞いとくれ。
もしあの時財布を拾って好きな事していたら、人の口には戸は立てられぬ。きっと番所に連れて行かれ・・おまいさんは・・
あたしがあの時番所に届けて、おまいさんには夢だと言ったのさ。
あれから三年。届けたお金も持ち主知らずで戻ってきたのさ。
あたしは三年間おまいさんをだましてきたんだ。
どうかぶつなりけるなり・・離縁するなりしておくれ」
熊・・泣きながら「殴る?何を言ってるんだ、ありがてえ、本当にありがてえ。
おれは、お前のおかげでこうやって魚屋としてやってけれるんだ。
本当に・・本当にありがとう」
「許してくれるんだね・・、今日は祝いだよ、酒も買ってある。熊さん一杯やっておくれよ」
熊「え!!酒!!嬉しいね・・三年ぶりだ、頂こうじゃないか・・。お、この匂いやはり酒はいいね〜」
杯を口まで運び
「止めた、飲まない!!」
「どうしてだい」
「これを飲むと、又、夢になりそうだから・・」
芝浜は落語の「交響曲第九」みたいなもの。
やはり「立川談志の芝浜」で年を越しましょうか。
長いよ。泣けるよ!
三道楽煩悩と書いて「さんどらぼんのう」と読みます。
そう男子の道楽「飲む、打つ、買う」 ですね。
飲むは酒、打つは博打、買うはご婦人。
多分どれかの道楽に必ず溺れています。
しかもどれも突き詰めれば身を滅ぼすと言われ、仏様の言葉から来ているそうです。
そんな僕も「さんどらぼんのう」に悩まされています。
365日、サウナと酒は止めれません。
ある男が禁酒のために誓いを立てたそうです。
「この一年酒は飲みません」
そんな誓いを立てた男に飲み会の誘いがあります。
「何!禁酒だ!!そりゃしょうがね〜な・・。一滴も飲めないの?駄目?
仏様に誓ったのならしょうがないな。
じゃあ、こうしよう。仏様に一年禁酒を二年にして、今日だけ飲ましてもらいなよ」
「そうだな、それなら禁酒を三年に延ばして、今年一年は毎日飲もう」・・・お後がよろしいようで・・。
古典落語の名作「芝浜」作・三遊亭圓朝。
これは人情噺の古典的名作で大ネタです。
トリ(寄席の最後の演者)がかける事が多く、数多くの落語家が今もって演じています。
7代目立川談志の十八番としても有名です。
熊さん、早く起きておくれよ!!
今日こそ仕事に行っておくれよ!!
「う〜ん、河岸には行かないよ!!」
酒好きな熊さん、仕事より酒が好き。おかみさんが一生懸命働いて作った商売の大切な元の金も酒で使ってしまう。
もうすぐ大晦日。
むりやり起こされ、当時の魚河岸・芝に行くが時を間違え、河岸が開いていない。
時間つぶしに芝の浜で夜明けを待っていたら、何と海の中で財布を拾う。
ずっしり重く、中には42両の大金が!
熊さん、慌て家に帰りおかみさんに「財布を拾った」と言い、長屋の連中を呼び飲めや食えの大騒ぎ。
べろべろになって寝てしまった翌日・・
「熊さん・・起きておくれ、昨日の払いはどうするのさ・・?」
「ん〜そんなもの、昨日拾った財布からぱっと払えば良いじゃないか」
「何を寝ぼけた事を言っているんだよ・・そんな財布、どこにあるのさ」
かみさんから言われ
「それじゃ、芝の浜で拾った財布の事は夢で、飲んだ事だけ現実ってことか?」
初めて我に返り、借金を返す為に酒を断ち死ぬ気で働く。
もともと腕がいい魚職人。
借金を返しお得意さんも増え、三年が経った大晦日。
おかみさん「おまいさん、これに見覚えがないかい?」
熊さん「なんだ?あ!それは俺が夢で拾った財布じゃねえか!!」
「おまいさん、聞いとくれ。
もしあの時財布を拾って好きな事していたら、人の口には戸は立てられぬ。きっと番所に連れて行かれ・・おまいさんは・・
あたしがあの時番所に届けて、おまいさんには夢だと言ったのさ。
あれから三年。届けたお金も持ち主知らずで戻ってきたのさ。
あたしは三年間おまいさんをだましてきたんだ。
どうかぶつなりけるなり・・離縁するなりしておくれ」
熊・・泣きながら「殴る?何を言ってるんだ、ありがてえ、本当にありがてえ。
おれは、お前のおかげでこうやって魚屋としてやってけれるんだ。
本当に・・本当にありがとう」
「許してくれるんだね・・、今日は祝いだよ、酒も買ってある。熊さん一杯やっておくれよ」
熊「え!!酒!!嬉しいね・・三年ぶりだ、頂こうじゃないか・・。お、この匂いやはり酒はいいね〜」
杯を口まで運び
「止めた、飲まない!!」
「どうしてだい」
「これを飲むと、又、夢になりそうだから・・」
芝浜は落語の「交響曲第九」みたいなもの。
やはり「立川談志の芝浜」で年を越しましょうか。
長いよ。泣けるよ!