「地を這う祈り」石井光太&happy christmas(WAR IS OVER)
僕は地元に密着した仕事をしているのに、新聞は「読売新聞」だ。
日経新聞も取っていたが、あまりにナーバスになるので今年はやめた。
クリスマスのブログをアップしている時も気になる本があった。
それは毎週読売新聞で掲載している「本のよみうり堂」と言うコーナーだ。
著名人や記者が選ぶ旬な本を毎週2ページ見開きで特集している。
11月末の「本のよみうり堂・この1冊」で
「遺体―震災、津波の果てに/石井光太」の特集をしていた。
遺体―震災、津波の果てに
著者:石井 光太
新潮社(2011-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
読売新聞はこの本を克明に紹介していた。
ここで僕は初めて石井光太という作家の名前を知りました。
年の瀬になってこの本。
忘れたいけれど忘れてはいけない。
作家「石井光太」を検索したらすごい本がたくさん出てきました。
カンボジアの地雷障害者や、タイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いにさせるマフィア組織に潜入した経験を書き、「物乞う仏陀」
日経新聞も取っていたが、あまりにナーバスになるので今年はやめた。
クリスマスのブログをアップしている時も気になる本があった。
それは毎週読売新聞で掲載している「本のよみうり堂」と言うコーナーだ。
著名人や記者が選ぶ旬な本を毎週2ページ見開きで特集している。
11月末の「本のよみうり堂・この1冊」で
「遺体―震災、津波の果てに/石井光太」の特集をしていた。
遺体―震災、津波の果てに
著者:石井 光太
新潮社(2011-10)
販売元:Amazon.co.jp
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読売新聞はこの本を克明に紹介していた。
ここで僕は初めて石井光太という作家の名前を知りました。
年の瀬になってこの本。
忘れたいけれど忘れてはいけない。
作家「石井光太」を検索したらすごい本がたくさん出てきました。
カンボジアの地雷障害者や、タイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いにさせるマフィア組織に潜入した経験を書き、「物乞う仏陀」
ジャカルタ、インド、アフガニスタン、ベイルートのイスラム諸国を歴訪し、戒律が厳しいイスラム世界の「性」について取材し、「神の棄てた裸体 - イスラームの夜を歩く」
スラム街に住む物乞い、ストリートチルドレン、売春婦など、1日1ドル以下で暮らす「絶対貧困」の世界の人たちとの生活をバーチャル講義集としてまとめた「絶対貧困 - 世界最貧民の目線」
僕が住んでいるこの浜松も、子供の頃にはストリートで物乞いがたくさんいた。
もちろん今はいません。
子供の頃、戦争で足や手を無くした人がアコーディオンを弾いてお金をもらうと言う光景を覚えています。
しかし僕もアジアを旅すると、頻繁にそのような場面に出会います。
しかも子供たちが物乞いをするという風景が当たり前の様に見られるのです。
僕はこの「石井光太」と言う作家に興味を抱きました。
早速浜松図書館で予約をしました。
その本の題名は
「地を這う祈り」石井光太
地を這う祈り
著者:石井光太
徳間書店(2010-10-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
待順番待ちも無く、すぐに借りられました。
それはクリスマスのイルミネーション設置が終わり、僕もクリスマスモードにスイッチが入った12月初旬の事でした。
臭いものには蓋をする・・。
僕たちはそうやって育ってきました。
嫌な事は西の海に流す。
引きずらない。
しかし石井光太と言う作家は、臭いものを徹底的にルポタージュする作家でした。
「もしも地球が100人の村だったら」と言う本があったのを覚えています。
多分20人が金持ち80人は貧困だった?
地球と言う国は、圧倒的に貧困層が多いのです。
そしてそのほとんどが・・チャイルドです。
「地を這う祈り」石井光太はそんな部分をえぐるようにルポしていきます。
ページをめくるとその写真と文で何度も本を放り投げました。
マフィアから手を切られた子供の写真。
飢えを凌ぐ為、シンナーを吸い味覚を麻痺させて、新聞紙を食べるストリートチルドレン達。
姉の死体を路上に置いて、すがり泣き叫んで、物乞いする女。
一気に読みました。
世界の現実。
それは一部かもしれないが、僕たちはそんな地球に生きている。
救いは、それらのストリートチルドレンが当たり前に笑っている事。
日本が、世界が今少し元気が無い。
しかしこの本を読むと、だから・・と思う。
作家「石井光太」が僕たちに訴えたい事は・・一体何だろう?
今年は石井光太の「遺体」はまだ読めない。
予約はしましたが。
彼の写真・文章はあまりに強烈で、自分自身しっかり構えないと読めない。
一冊の本のページをめくるのに勇気がいる。
それは自分に問いかけている。
「僕は今幸せか?」
個から始まる。
そして周りの「家族は幸せか?」
「浜松は幸せか?」
「日本は幸せか?」
「アジアは幸せか?」
「世界は幸せか?」
そして「地球は幸せか?」
答えは風の中です。誰もわからない。
スラム街に住む物乞い、ストリートチルドレン、売春婦など、1日1ドル以下で暮らす「絶対貧困」の世界の人たちとの生活をバーチャル講義集としてまとめた「絶対貧困 - 世界最貧民の目線」
僕が住んでいるこの浜松も、子供の頃にはストリートで物乞いがたくさんいた。
もちろん今はいません。
子供の頃、戦争で足や手を無くした人がアコーディオンを弾いてお金をもらうと言う光景を覚えています。
しかし僕もアジアを旅すると、頻繁にそのような場面に出会います。
しかも子供たちが物乞いをするという風景が当たり前の様に見られるのです。
僕はこの「石井光太」と言う作家に興味を抱きました。
早速浜松図書館で予約をしました。
その本の題名は
「地を這う祈り」石井光太
地を這う祈り
著者:石井光太
徳間書店(2010-10-20)
販売元:Amazon.co.jp
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待順番待ちも無く、すぐに借りられました。
それはクリスマスのイルミネーション設置が終わり、僕もクリスマスモードにスイッチが入った12月初旬の事でした。
臭いものには蓋をする・・。
僕たちはそうやって育ってきました。
嫌な事は西の海に流す。
引きずらない。
しかし石井光太と言う作家は、臭いものを徹底的にルポタージュする作家でした。
「もしも地球が100人の村だったら」と言う本があったのを覚えています。
多分20人が金持ち80人は貧困だった?
地球と言う国は、圧倒的に貧困層が多いのです。
そしてそのほとんどが・・チャイルドです。
「地を這う祈り」石井光太はそんな部分をえぐるようにルポしていきます。
ページをめくるとその写真と文で何度も本を放り投げました。
マフィアから手を切られた子供の写真。
飢えを凌ぐ為、シンナーを吸い味覚を麻痺させて、新聞紙を食べるストリートチルドレン達。
姉の死体を路上に置いて、すがり泣き叫んで、物乞いする女。
一気に読みました。
世界の現実。
それは一部かもしれないが、僕たちはそんな地球に生きている。
救いは、それらのストリートチルドレンが当たり前に笑っている事。
日本が、世界が今少し元気が無い。
しかしこの本を読むと、だから・・と思う。
作家「石井光太」が僕たちに訴えたい事は・・一体何だろう?
今年は石井光太の「遺体」はまだ読めない。
予約はしましたが。
彼の写真・文章はあまりに強烈で、自分自身しっかり構えないと読めない。
一冊の本のページをめくるのに勇気がいる。
それは自分に問いかけている。
「僕は今幸せか?」
個から始まる。
そして周りの「家族は幸せか?」
「浜松は幸せか?」
「日本は幸せか?」
「アジアは幸せか?」
「世界は幸せか?」
そして「地球は幸せか?」
答えは風の中です。誰もわからない。