巨星落つ・・立川談志

そのニュース(談志師匠が亡くなる)が入ってきたのが2011年11月23日の夕方でした。

え!!と言う思い。

でも亡くなったのが2011年11月21日。
葬式も近親者で済ませていたとの事。

談志師匠らしいです。

僕は落語大好きで、毎日寝る時は落語をヘッドフォンで聞きながら眠りに落ちます。

もっぱら古典落語が好きで、円生・志ん朝・6代目小さん等を聴きながら眠りにつきます。

僕は本音では立川談志の落語が好きではありませんでした。

何故なら古典を現代風にアレンジして、しかも「俺が一番落語が上手!」と豪語してました。

落語協会に反旗を上げて脱退。

自分の思惑とは違うものを否定して生きる様はよほどのエネルギーが無ければできません。
ましてや落語などは伝統芸なので、それに対して毒舌をしている。

確かに正統派の古典落語家とは一線を画していました。

立川談志

でも数年前NHK・BSの落語番組で談志が古典落語の真髄を語っていました。

「円生師匠!あの頃は良かったな〜」
「小さん師匠、あんたみたいな落語家はもう出ないよ・・」

談志師匠ほど古典落語を愛している人はいないのだと知りました。

NHKラジオ番組で談志師匠が落語検定をすると言う番組がありました。

名作古典落語の美味しいところをくっつけて、15分位語る。
さてこの噺には幾つ「古典落語」が入っていたのでしょうか?

いや面白い企画でした。
僕は10ある噺の3つ位しか分からなかったけれど。

高座に髪を染めて上がるという事も談志師匠が初めてかもしれません。

何もかもが破天荒で上から目線で否定的で・・。

でもそれは談志師匠が本当に落語を愛していたからです。

もうこんな落語家は現れないでしょう。

また一つ昭和の灯が消えました。

体制にたいしてモノ申す・・
反旗を上げる・・
とは自分が本物でないとそれが絵空事になってしまうとい事を人生において示してくれた師匠でした。

今日は師匠の「芝浜」を聞いて寝ます。

お疲れさまでした。

2011年11月23日Comments(0)TrackBack(0)落語 | 天国への扉

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