「鈍行列車のアジア旅/下川裕治」

asahi.comは僕が一番見やすいニュースサイトです。

その中で「どらく・クリックディープ旅」下川裕治(しもかわ・ゆうじ)がある。

これはアジアディープ旅でおなじみの下川さんが、鈍行列車に乗って世界を回ると言うまことに面白いコラムだ。

写真と短いコメントだが旅する風景が思い起こされます。

基本的に鈍行列車がキーワードです。

浜松から東京まで鈍行列車で行くと6時間位?かかるでしょうか?

たとえば北京から上海まで鈍行列車で行くと1463km。浜松から博多よりはるかに遠い。

それを鈍行列車で旅をしようと言うからすごい。

そんな下川さんのアジア版鈍行列車の旅の本が出ました。

鈍行列車のアジア旅 (双葉文庫)
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どらく・クリックディープ旅は確かに面白いが、この本は遥かにディープになっていて、まるで僕が鈍行列車に乗っているような錯覚に落ちる。

鈍行列車では進む距離も短い。各駅停車なのだ。

すると特急や快速で過ぎてしまった町や人の息づかいが見えてくる。

ソウルからプサンへの旅も、新幹線では見えない鈍行列車ならではの韓国が見えてくる。鈍行列車はまさに生活そのものだ。

特急や快速に見過ごされた町でも人々の様子が見えてくる。

何より下川さんの宿に困ったり、極寒の暖房が無い列車の旅ほど読んでいる僕の心が躍る。

やはり面白かったのが、タイのバンコクからマレーシアを通過してシンガポールにたどり着く鈍行列車の旅の話でした。
ちなみにバンコクからマレーシアを経由してシンガポールへの鈍行列車の運賃は、日本円に換算して1920円。
う〜む。浜松から東京への各駅停車より安い!!

果たして列車のイミグレーションはどうなるのか?とか、アジアの鈍行列車にも駅弁はあるのかとか?

都市から忘れ去られた地方の町もどっこいたくましくみんな生きている。

線路は電車が走るだけではなく、そこが市場になったり線路を使ったタクシーになったり。

アジアの鈍行列車は定刻と言うのが死語です。
まずたいてい遅れる。

鉄道はアジアの人たちの生活を支えている大切なものだと感じます。

でも僕は下川さんの様に空調もない列車の中で長時間いる事も出来ないし、列車の床の上で寝る事も出来ない。

各駅停車で旅をすると、僕たちが想像もつかない世界がそこにある。

文章を読むと決して豊かではないけれど、みんな逞しく生きている姿が浮かんでくるのである。

「どらく・クリックディープ旅」を見て本を読むと、面白さが倍増します。
でもやはり本のほうがリアルで面白い。

アジアは何故か心のふるさとの様な気がする。
読んでいてまだ、昭和の世界がそこにあります。



2011年03月21日Comments(4)TrackBack(0)BOOK | Asia

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この記事へのコメント

1. Posted by akizo   2011年03月22日 10:11
鈍行列車おもしろいですね、
今度本も買ってみます。

全然違いますがちょっと面白いサイトです

http://www.sakusha.net/index.html

ふざけた旅行記ですがなかなかすごい旅です
時間あったら見てみてください。
2. Posted by sunboy   2011年03月22日 21:46
師匠!コメントありがとうございます。

早速「中国初恋」見ました。
コアですね(笑)

僕はこういうものに弱いのです。
でも自分は過酷な旅はできません。
シーナさんや下川さんの過酷な旅は、疑似体験として読んでいます。

何より旅は良いです。そしてアジアは良いです。

不謹慎ですが、こうも仕事が無くなるとアジアの風に吹かれて見たいと思います。
行き先は決まってますが・・。

旅に出ろ!!との風が今僕に吹いています。

そうしたら、腰痛マンの出現の後、パッター・パッター・パタヤッターマン!に助けを求めるしかないでしょ!!
3. Posted by akizo   2011年03月24日 09:23
僕も椎名誠何冊か読みました
そのつながりで野田知佑もよんで
その影響でカヌーも買ってしまい川下りしてました。
20年以上も前のはなしですが。。。

先輩がパタヤ行く前に一回のみたいですね^^)
4. Posted by sunboy   2011年03月26日 22:35
野田知佑は僕も大好きで本を読みました。

師匠!話が合いそうです。

次回幹事は、ちっこいサーファーさんですね。
つっついてみます(笑)

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