「明鳥(あけがらす)」古今亭志ん朝

鬼のかく乱てやつですか。
風邪をひいてしまいました。

自分の体は医者より自分が一番よくわかります。

まずサウナの後の水風呂が気持ちよくありません。

そしてサウナの後のLOVE BEERが美味しく無いのです。

その日は大切な人たちとの美味しい焼き鳥屋の新年会でした。

サウナから異変を感じていてビールが飲めない。
僕の予定は「焼き鳥屋」→浜松市歓楽街「千歳」→「浪花・ラーメン」でした。

しかしあえなく1件目でリタイヤでした。
僕は仕事柄インフルエンザのワクチンは毎年受けていました。
しかし風邪も他の人に迷惑がかかります。

家に帰り熱を計ったら案の定38℃を越えていました。

翌日はベッドの上で天井を見つめていました。

僕は普段から薄着で、佐鳴湖ツーリングする時もTシャツとフリースの2枚だけ。
理由はアウターを着ると最初はいいですけれど途中で汗をかいて暑くなるからです。

しかしこの数日は佐鳴湖も冷え込んだ。
しかも汗をかいたTシャツでカワセミに遭遇。
濡れたTシャツが冷たく・・。

これじゃあ風邪をひくのは間違いないよな~。

この仕事が無い時期。
一日ベッドに入り白い天井を見つめていた。

鬱になるよな~。

今年になり毎日BGMにしているがiTunes Redioの「Beatles-A-Rama!!!」

少年時代に買った「Paul McCartney & Wings/Red Rose Speedway」を突然聞きたくなってTSUTAYAに行ってたまたま見つけた志ん朝の「明鳥(あけがらす)」を聴いていました。

落語好きを自称してましたが、恥ずかしながら「明鳥(あけがらす)」知りませんでした。
と言うか、吉原の名作噺「三枚起請(さんまいきしょう)」と勘違いしていたのです。

「明鳥(あけがらす)」
これを聴きながら僕は一人で大爆笑してしましました。
調べるとこれは八代目「文楽」の大ネタらしく黒門町の「明鳥(あけがらす)」と呼ばれていたほどらしいです。※文楽師匠が黒門町に住んでたから

落語のネタには飲む・打つ・買うは欠かせません。

落語の話です。

男として生まれたからには、さんどらぼんのうから逃れる事はできません。

三道楽煩悩と書いて「さんどらぼんのう」と読みます。

そう男子の道楽「飲む、打つ、買う」 ですね。
飲むは酒、打つは博打、買うはご婦人。

多分どれかの道楽に必ず溺れています。
しかもどれも突き詰めれば身を滅ぼすと言われ、仏様の言葉から来ているそうです。

酒・・これはやめられません。

ある男が禁酒のために誓いを立てたそうです。
「この一年酒は飲みません」
そんな誓いを立てた男に飲み会の誘いがあります。
「何!禁酒だ!!そりゃしょうがね~な・・。一滴も飲めないの?駄目?
仏様に誓ったのならしょうがないな。
じゃあ、こうしよう。仏様に一年禁酒を二年にして、今日だけ飲ましてもらいなよ」
「そうだな、それなら禁酒を三年に延ばして、今年一年は毎日飲もう」



打つ、博打は場で朽ちると言うくらいに恐ろしいものです。
自分の家はおろか、女房まで博打の札にして打ったそうです。

そんな中で一番恐ろしいのは・・買う・・つまりご婦人だそうです。
新聞で社会面やワイドショーを賑わす事件は「買う」、ご婦人にからんだ事が多いようです。

下面女菩薩内心如夜叉・・。
難しい言葉ですが「げめんにょぼさつないしんにょやしゃ」と読みます。
ご婦人の顔は菩薩のように美しくやさしく見えるが、その心根は夜叉のように意地悪く恐ろしい。
おっとこれは僕が言ったのではなく、お釈迦様が言った言葉です。

今回の「明鳥(あけがらす)」は買うの噺です。

とある大店の若旦那。
えらい堅物で三道楽から無縁の真面目人間でした。
しかし商いをしている親父か見れば逆にそれが心配。
毎日家で本ばかり読んでいる息子に「商売は、人との付き合いが大事だ!」と言っても息子は散りつかない。

ここで親父、町内の札付きの悪の源兵衛と多助のお願いして、お稲荷様(吉原)に願掛けに行くと言う嘘をついて堅物の息子を無理やり吉原で遊ばせようとと言う噺です。

最初はお稲荷様の願掛けと信じていた堅物の息子。「お稲荷様にお篭り(おこもり)しましょう」と言う。
吉原の花魁に会い初めてここが吉原と気が付きてんやわんやの騒動。
無理やり花魁に連れ去られ一夜を過ごす。

志ん朝の噺が秀逸です。まるで行ったことも無い吉原が目に浮かぶようです。
そして札付きの悪の源兵衛と多助のやり取りが笑えます。
遊び人の源兵衛と多助、遊びを知らない堅物の若旦那。
そして吉原の女将。この四人のやりとりに一人大笑いしていました。

気が付けば鬱なんて吹っ飛び、今日はすっかり熱も下がり再び佐鳴湖に向かいました。

僕は円生と志ん朝と小さん、これがあれば他はいらないと思っていましたが、まだまだ落語の奥は深そうです。

「古今亭志ん朝・明鳥(あけがらす)」
落語名人会 (1) 古今亭志ん朝(1) 「明烏」「船徳」
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2011年01月14日Comments(0)TrackBack(0)落語 | Free Talk

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