冒険の右足・思い出の左足・・
椎名誠『極北の狩人』・・つづきになっていました・・
その先はこのエントリーが気に入ってくれたら、ぜひ本を手にして下さい。
昨日この本を読み終えたのは深夜でした・・。
ありきたりの言葉ですけれど、深い感動・・そしてこの地球が今この時期に瀕している危機的な状態と・・
だから自分には何ができるのだと・・?
僕が書きたいのは、音楽や本、映画・・の感想文ではなく・・
ましてや自分の個人的な日記でもなく・・、
それらのことで、自分が何を感じたか・・(感想文じゃん)
うまく言えませんが・・sunboyとしての一冊のアルバム(音楽的)、本みたいに
ページをめくるように書けたらいいと思っています(ブログじゃん)。
椎名誠『極北の狩人』についてのコメントを少し書きます。
北極及び南極には自然科学的から言って、一日のほとんどが昼間もしくはその反対で一日の半分が夜と言う状態になります。
それが夏と冬です。秋と春はありません。
夏と言っても白夜で氷点下・・。
そんな中で、純粋な狩猟民族として生活しているエスキモーやイヌイット。
ロシアではユピックと呼ばれる。
厳寒の極地で生活している狩猟民族を描いたのが
椎名誠『極北の狩人』です。
そこにもかつて北海道のアイヌ民族がそうであったように、文明と言う様式が入り込んで極北で住む民族が様変わりしてしてしまった。
しかしながら、厳寒の地でいまだに白熊やアザラシなどを狩猟して生活をしている人を訪ねて椎名誠の旅は続く。
そこには、体に銃を抱え猟をする民族が数多く存在していました。
夏にツンドラと呼ばれる永久凍土を旅する一行を待ち受けたのは、おびただしい・・蚊でした。
人が煙に見えるのは・・それを取り巻く何万匹と言われる蚊・・でした。
養蜂場で作業する人のように、蚊から身を守るために全身を網で囲った服を着なければ外で生活はできません。
でも食べるときと、出すときはその服を僅かながら開けなければなりません。
そこから何百匹の蚊が入り込むのです・・。
食べるときと出すときに・・体中蚊にさされ・・
その痒みから逃れるために・・何度も氷の海に飛び込みたいと言う思いになるそうです。
しかし、驚くべきことにイヌイットたちは、防虫スプレーで平気で過ごしているそうです。
今度は、ロシアの極北の冬に旅したときの話です。
厳寒のため蚊はいません。
ユピックから渡された毛皮は厚さ20センチもあり、氷点下でも暑いくらいだそうです。
しかも重い・・。
困ったのが、小便だそうです。
毛皮からいちもつを出し、立小便となるわけですが・・
マイナス40度・・、体から放出される液体は36度。
小便はまさしく沸騰した湯気のように白く煙り・・忍術のように自分を隠してしまう。
そして自分の小便の湯気でむせる・・
そんな話が・・綴られている・・心躍る本でした。
そして、椎名は言っています。
「多分私の旅の人生で、もう二度と来ることがない極北。
しかし、そんな狩猟民族の世界が、私たちの世界と同じように強欲で妥協の無い麻薬のような商業資本が入り込んで・・いる。
そして極北にも間違いなく温暖化の影響が確実に襲っている・・・」
僕たちは椎名誠のように世界中に旅することもできません。
でもこの本を読んで思ったことは、僕たちも同じなのではないかと・・。
自分も立ち止まってはいれないので、右足を踏み出します。
踏み出した右足は・・冒険
そして左足は・・思い出・・。
そうして、僕たちは前に進んでいく・・。
その先はこのエントリーが気に入ってくれたら、ぜひ本を手にして下さい。
昨日この本を読み終えたのは深夜でした・・。
ありきたりの言葉ですけれど、深い感動・・そしてこの地球が今この時期に瀕している危機的な状態と・・
だから自分には何ができるのだと・・?
僕が書きたいのは、音楽や本、映画・・の感想文ではなく・・
ましてや自分の個人的な日記でもなく・・、
それらのことで、自分が何を感じたか・・(感想文じゃん)
うまく言えませんが・・sunboyとしての一冊のアルバム(音楽的)、本みたいに
ページをめくるように書けたらいいと思っています(ブログじゃん)。
椎名誠『極北の狩人』についてのコメントを少し書きます。
北極及び南極には自然科学的から言って、一日のほとんどが昼間もしくはその反対で一日の半分が夜と言う状態になります。
それが夏と冬です。秋と春はありません。
夏と言っても白夜で氷点下・・。
そんな中で、純粋な狩猟民族として生活しているエスキモーやイヌイット。
ロシアではユピックと呼ばれる。
厳寒の極地で生活している狩猟民族を描いたのが
椎名誠『極北の狩人』です。
そこにもかつて北海道のアイヌ民族がそうであったように、文明と言う様式が入り込んで極北で住む民族が様変わりしてしてしまった。
しかしながら、厳寒の地でいまだに白熊やアザラシなどを狩猟して生活をしている人を訪ねて椎名誠の旅は続く。
そこには、体に銃を抱え猟をする民族が数多く存在していました。
夏にツンドラと呼ばれる永久凍土を旅する一行を待ち受けたのは、おびただしい・・蚊でした。
人が煙に見えるのは・・それを取り巻く何万匹と言われる蚊・・でした。
養蜂場で作業する人のように、蚊から身を守るために全身を網で囲った服を着なければ外で生活はできません。
でも食べるときと、出すときはその服を僅かながら開けなければなりません。
そこから何百匹の蚊が入り込むのです・・。
食べるときと出すときに・・体中蚊にさされ・・
その痒みから逃れるために・・何度も氷の海に飛び込みたいと言う思いになるそうです。
しかし、驚くべきことにイヌイットたちは、防虫スプレーで平気で過ごしているそうです。
今度は、ロシアの極北の冬に旅したときの話です。
厳寒のため蚊はいません。
ユピックから渡された毛皮は厚さ20センチもあり、氷点下でも暑いくらいだそうです。
しかも重い・・。
困ったのが、小便だそうです。
毛皮からいちもつを出し、立小便となるわけですが・・
マイナス40度・・、体から放出される液体は36度。
小便はまさしく沸騰した湯気のように白く煙り・・忍術のように自分を隠してしまう。
そして自分の小便の湯気でむせる・・
そんな話が・・綴られている・・心躍る本でした。
そして、椎名は言っています。
「多分私の旅の人生で、もう二度と来ることがない極北。
しかし、そんな狩猟民族の世界が、私たちの世界と同じように強欲で妥協の無い麻薬のような商業資本が入り込んで・・いる。
そして極北にも間違いなく温暖化の影響が確実に襲っている・・・」
僕たちは椎名誠のように世界中に旅することもできません。
でもこの本を読んで思ったことは、僕たちも同じなのではないかと・・。
自分も立ち止まってはいれないので、右足を踏み出します。
踏み出した右足は・・冒険
そして左足は・・思い出・・。
そうして、僕たちは前に進んでいく・・。