地下鉄(メトロ)に乗って・・

「あなたは、父になる前の父親を知っていますか?
あなたが生まれる前の母親に会いたいですか?」


昨日は酔っていた・・。久しぶりの「のっぽ」で飲んだのだ・・。

忙しい毎日・・、過ぎ去って行く時間・・。

不意に映画を見くなった。

多分、昨年はそんな思いで「ALWAYS/三丁目の夕日」を見た。
あれから・・映画は見ていない。
と言うか、映画はあまり見ない・・。家でもドラマは見ない。
音楽を聴いて、本を読む。
たった2時間椅子に座っているのが苦痛なのだ。
でも、映画は好きだ。シネママイレージも貯めている。なのに足が映画館に向かない。

昨日、実は「涙そうそう」でも見ようと思いトーホーシネマのHPを見ました。
その理由は、ビギンの「三線の花」に泣けて(酔ってるせい)、勢いで映画を見ようと思ったのです。
ビギンの「三線の花」については、後日エントリーします。

この連休前の忙しい中、とても映画なんて見れない状況でした。
そうやって、トーホーシネマのHPを見て、今どんな映画がやっているのかな・・なんて思っているのです。

しかし昨日は、したたかに酔っていました。

トーホーシネマのHPを開いた時に、驚いたのです。

なんと!浅田次郎の「地下鉄(メトロ)に乗って・・」が映画化されているではないですか。

大好きな浅田次郎・・、その中でも、一番といってもいい「地下鉄(メトロ)に乗って・・」

多分、この作品は、人生でかなり落ち込んでいる時に読んだ・・忘れられない一冊でした。
それが、映画になっているとは・・。

すぐに、ネット予約。今日の13:00〜15:30はメトロにのって昭和に帰ったのでした。

・・・地下鉄を降りると、そこは昭和39年の東京だった・・・

メトロに乗って・・主人公は過去、昭和という時代を旅する。

そこで見たものは・・・若き日の忘れていた自分であり、父と母であった・・。

そして更なる時代をメトロにのってさかのぼる。

それは、自分が生まれる前の父であり・・母であった。

想像した事があるだろうか・・。

自分の父と母の青春時代を・・。自分が生まれる前の父や母を・・。

あたりまえのように生まれていると思っていた自分が、ともすればこの世に存在しない。

自分がこうして今を生きている事が・・奇跡だと言う事を。

そして映画を見終えた・・。

地下鉄(メトロ)に乗って・・って、こんなに悲しい話だったのか・・と。

生きていく事って・・こんなに辛い事なのか・・って。

でも、そこには確かな絆があったのだ。

その絆は、自分の意思に関係なくつながっているものだと。

メトロに乗って・・時を遡れるなら・・僕は何を見たいだろう・・
そして、人生をやり直す事ができるとしたら・・・

でも自分は自分・・、きっと変わらない自分で今を迎えているのだろう。

2時間半のメトロに乗って・・そして、また明日が始まる。
いつの日か・・今日と言う日に、
未来の僕がメトロに乗って帰ってくるかもしれない・・・

2006年11月01日Comments(2)TrackBack(0)天国への扉 | MOVIE

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この記事へのコメント

1. Posted by 蔵之助   2006年11月13日 10:50
平成となり早18年、いろんな機会に振り返ってみると、
昭和という時代にはかなり大切なことを学びながらも引き継ぎきれず置き忘れてしまっていることが多い。
とても貴重な節目となる時代だったのだとしみじみ思う。
2. Posted by sunboy   2006年11月16日 22:59
蔵之助さん、コメントありがとうございます。
戦争の体験も風化していき、昭和のセピア色の時代もまた過ぎ去ってしまいました。
でも、それらの事は思い出ではなく事実として伝えていかなければいけないことではないかと思います。

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