サハリンにも春が

ここサハリンにも春の足音が聞こえてきました。
日中の気温が0℃を上回るようになり、
屋根や道路に積もった雪が急速に溶け始めています。
ところが、待ちわびた春の訪れを喜ぶべき心が、
このところすっかりと病んでしまっています。
理由は大洪水とゴミの山。

ローカルアパート
ローカルアパート.JPG

サハリンの道路には側溝とか下水とかがありません。
そのため、雪溶け水がどんどんとかさを増し、
街中が水浸しの状態です。
深いところで足のくるぶしが埋まる深さ。
しかも車は容赦なく走るため、とても街を歩く気にはなれません。

さらに、雪が溶けた後に現れたのはゴミの山。
アルコールなしには生きていけないロシア人は、
真冬でもビール瓶片手に街を練り歩き、
その空き瓶、空き缶をどこにでも投げ捨てます。
それを降り積もる雪がこれまで覆い隠してくれていたわけです。

屋根の上のごみ
屋根の上のゴミ.JPG

冬の終わりを告げる年中行事だとロシア人はいいますが、
春を待ち望んでいた一住人としては、悲しい限りです。
一外国人がロシア人の習慣を変えることはできそうにありませんが、
豊かな自然の恩恵を満喫させてもらっているわずかな恩返しとして、
週末にゴミ拾いをしようと決めた次第です・・・のび太より。

サハリン雪溶けの道
雪解け2.JPG




2005年03月22日Comments(0)TrackBack(0)サハリン 

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