5.女もなぜか淋しいのです

私的な話です。

人には、誰にも人生を決めてしまうような本や映画や音楽や・・・そんな出会いがありますね。たった一冊の本が、音楽が、映画が、この先の自分の人生も変えてしまうことがあります。僕にとって、それは、再放送で見た「俺たちの旅」でした。

俺たちの旅.jpg

このエントリーを書く度に、TUTAYAに行って「俺たちの旅」をもう一度ビデオ見て書いてます。今回の話はカースケが洋子を殴った事から騒動は始まります。

その理由は、カースケの親友がヤクザのため、その喧嘩のためにカースケが行こうとした時、洋子はそれを止めたのでした。実は、その喧嘩は嘘で、親友は本当に自分の事をカースケが思っているか確かめるための狂言でした。そうとは知らず、親友を助けに向かうカースケ・・。その前に、立ちはだかる洋子・・
「そんな喧嘩に行くのやめなさい」
「どけよ!」
「あなたの友だちを思う気持ちは分かるわ。でも、そんなつまらない事に、あなたが飛び出していく事じゃないの・・・。人間は、人を裏切らなきゃならない時だってあるのよ。それがどんなに辛い事でも・・・。裏切ったり裏切られたり、傷つけたり傷つけあったりしなが人間は成長してくのよ・・それが人生なの」
カースケが洋子のほほを殴った・・
「どこで読んだんだ、そんなこと!何の本に書いてあったんだ!人を裏切るてことがどういうことか知ってんのか!!裏切った事あんのか!

が前回でした。今回の話で登場したのが洋子。大学のバスケットのマネージャーでカースケの事が好きなのです。でも、そんな洋子をオメダが好きなのです。そして前置きが長くなりましたが、今回・・
オメダは洋子を殴ったカースケに怒ります。
「あやまれ!」
「女を殴るなんてサイテー!」とグズ六。

そんな洋子にオメダは慰めます。
「あいつはいいかげんなんだ!不真面目なんだ!きみに対しても何に対しても!」
でも、親にも殴られたことの無い洋子は
「そうじゃないわ」
「え・・・?」
yoko.gif
「あの時、津村君(カースケ)真剣だった。本気で怒ってた。私本気で怒られたの初めてだったの。父にも母にも先生にも本気で怒られた事無かった。いい子ちゃんだから私。世の事何にも知らなくせに分かったような振りをして・・思い上がっていたのよ、それを津村君が叩きのめしてくれたのよ・・。私、知っていた。中谷君(オメダ)が私のこと好きだって・・。ごめんなさい・・・」

振られたオメダ・・。家に帰ると、グズ六が二人を追い出そうと荷物をトランクに詰めていた・・。
「ただいま・・」
オメダの雰囲気が違うことに気がついたグズ六
「どうしたんだ?何かあったのか?」
「失恋しちゃった・・・」
「え・・」
「好きだったんですよ、ずっとその人のこと・・そりゃ俺の事思ってるなんて思わなかったですよ・・。でも、はっきりと分かると・・・やっぱり淋しいな・・つらいすよ・・」
荷物を詰めたトランクに気がついたオメダは
「先輩、いろいろありがとうございました・」
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「待て・・飲みに行こう・・。お前、失恋したんだろ?悲しいんだろ・・・?つらいんだろ・・?行こ行こ、飲みに・・・」
赤ちょうちんでオメダとグズ六がベロベロになっている。
「女に振られたなんて、はたから見りゃ大した事じゃないみたいだけれど、本人にしてみればつらいよ・・自分の回りの物が全然違うように見えてさ、明日からどうやって生きていい分からなくてさ・・。おい、飲め飲めよ・・」
オメダよりグズ六が泣いている・・・。
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今回はあらすじになってしまいました。でも、こんな感じで話は続いていくのです・・。

今回の詩(第五回放送)

生きていることの本当の意味は、
学校では
教えてくれない


2005年02月23日Comments(0)TrackBack(0)俺たちの旅 

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