2.男はどこか馬鹿なのです

私的な話です。

人には、誰にも人生を決めてしまうような本や映画や音楽や・・・そんな出会いがありますね。たった一冊の本が、音楽が、映画が、この先の自分の人生も変えてしまうことがあります。僕にとって、それは、再放送で見た「俺たちの旅」でした。

俺たちの旅.jpg

小学生の頃だった。僕は勉強ができるわけでもなく、はたまた運動が得意なわけでもなかった。でも、時代なのだろうか、一つ得意なものがあれば、クラスの人気者になれた時代だった。

小学校6年位の話である。たいていクラスには、勉強ができたり、スポーツができたりする人気物がいた。この、人気者等の言葉すら今はもうない。
僕は、そのどちらでも人気者になれなかったのでとても悔しい思いをしていた。人気者=女の子にモテル・・の図式である。クラスの人気者(女の子にモテル男子)は、どの様な事を私生活でしていたか・・・をひたすら研究した。事もあろうに、映画に行ったり美術館に行ったり・・つまりデートをしていたのである。なるほど、そうか、デートに誘えばいいのか・・・、なんて単純に思ってしまった僕は、当時クラスでも女子ベスト3なんて言われている子に、「明日、映画に行って、それから美術館に行こうよ」と誘ったのである。結果は・・・。初めての失恋である。いとも簡単に、あっけなく。しかしながら、当時の少年の僕はかなりの痛手を受けて、今風に言えばトラウマになってしまったのだ。
それからというもの、自分が傷つくのがいやで本音を話せず、好きですと言う4文字からかけ離れた人生をしばらく送ったのでした・・・。

今回の詩(第二回放送)

男とは
馬鹿ないきものである。
だから
美しい・・


2005年01月16日Comments(0)TrackBack(0)俺たちの旅 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

Copyright 2004-2007 Free Flight Inc., All rights reserved.